出前授業「語り継ぐ災害 真間川」

       
出 前 授 業 報 告 書

真間川はこれまでたびたび大きな水害を引き起こしました。昭和33年の狩野川台風は、

5,000戸の近年最大の浸水被害が発生しました。

 また、真間川の本格的な改修のきっかけになった昭和56年台風24号では、約4,800戸の浸

水被害が発生しました。


 真間川流域の市街化と水害について学び、当時の水害体験者から苦労したことなどを直接伺い

ました。

 50年も前の水害がつい先日起こったように話される「語り部」に子供たちは真剣に聞き入っ

ていました。


 また、子供たちの授業中の歓声や感想文で、「このような水害が自分達が住んでいる真間川で

起こったなんてぜんぜん知らなかった」とびっくりしていました。

 身近な問題、豊富な資料により、子供たちは水害の恐ろしさや防災への取り組みなどを知り、

これから自分たちはどうすべきなのかをよく考えることができたと思います。


 学校では教えることのできない部分を実感しました。今後もこれらの体験を若い世代に語り継

ぎ、防災対策の啓蒙に役立つよう出前授業を行っていきたいと思いました。